2009年 04月 09日
すまペン、ボローニャブックフェアに行ってきました。 |
会期 2009年3月23日〜26日 4日間
場所 イタリア ボローニャ
「すましたペンギンさんきょうだい」が出版されるきっかけとなったのが、
このボローニャブックフェア。2007年での売込みがカタチになったものです。
すまペン海外版が出たらいいなーって思いながら、今年も行ってきました。
以下ちょっと長いけど、よかったらおつき合い下さいね。
ボローニャはミラノより南、フィレンツェより北。
見本市会場があって、ボローニャブックフェアはとても有名。
英語だと「Bologna childrens book fair」。
世界中の児童書の出版社が集まって、版権の売買をしています。
日本にも国際ブックフェアはあるけれど、
違うのはイラストレーターの売込みが盛んなこと。
前日はミラノ泊。夜は最後の売り込み準備。
英語版すまペンポスターは、こんなデザインにしました。
裏に両面テープを貼って、名刺とかいろいろセットして、寝坊しないように就寝。
ブックフェアの会場入口。
初日朝。わりと早く着いたと思っても。。
すでにたくさんの人。
ここはイラストレーターが自由に使える掲示板です。
いい場所は争奪戦。開場1時間以内でこの状態。
でもなんとか、スペース確保。
こちらは相澤さんと作っている、もう1つの絵本企画です。
タイトルは『What is it?』
左手にはすまペンの原画展のDM。(原画展のお知らせはあらためてしますね!)
ひと呼吸おいたら、次は講談社さんのブースへ。
ポスター2枚持って行ったら、連張りしてくれました。
DMも貼っていただきにぎやかな感じ。
わかりますか?中央上部。
結構いい場所に置いていただきました。ありがとうございました!
2年前モノクロのラフだった企画が今こうして本になって、ボローニャに戻ってきてる。
出版社の棚に並んでる。いっちょまえにポスターまで従えてる。。。すごいかも。
さてさて、売り込みはこれからが本番。
世界中から集まったイラストレーターたちは、自分の企画を出版社に見せてまわります。
私もその1人。出版歴があってもなくても関係ない。みんな自分で出会いを探します。
そこが好き。とってもフェアでしょ?
これはイラストレーターさんの行列。
作品を見てくれる編集者さんがいると、あちこちで行列ができます。
ひとり10分としても、写真に写ってる最後の人に順番が回ってくるのは1時間半後。
でも編集者さんだって用事があるので、時間が来たらそこで終わり。
1時間並んで順番がまわってくる前に、終わりってのもよくある話。
資料置いて行ってくれたら見ておくわ、っていう出版社もちらほら。
作品見てくれる出版社はごく一部なのです。
それでもたくさんの人が、このブックフェアをきっかけに、各国で本を出版しています。
ここはフランスの出版社。
中央の棚、4冊は日本人作家さんたちの作品。
そして今年、マイネディションからデビューしたのは、鷹野百ちゃん!
すまペンを新刊ご紹介していただいた、雑誌「MOE」で絵本大賞とってる実力派です。
出版おめでとう!
こちらはスイスの共同ブース。
赤い十字がクルクル回ってるから、ホウコウオンチの私でも見つけやすい。
その中の1つの出版社が『La Joie de lire』。
私、岡村のデビュー作がここにあります。
棚、上部、左から2つ目の白い表紙。タイトル『UNDER GROUND』。
こんな風に出版社を売り込み歩いているうちに、昨年パリで知り合った女性とばったり。
彼女が一緒にいたのはフランスの新しい出版社。
しかも日本の絵本を専門に翻訳出版するんだって。
すまペンはすでに預け済なので『What is it?』を見せる。
何度も足を運んでいるうちに、少しずつ人と繋がっていきます。
すまペンもこうしてデビューのきっかけを得たわけなのです。
今年はさらに外の世界を目指して。。
こちらは絵本原画展の会場。
ボローニャブックフェアでは、出版社の版権売買と同時に、
絵本原画コンペの入賞作品展が開催されます。
例えば。。
いつもステキな版画作品を作るオバタクミちゃんや、
ボローニャの先輩、今井彩乃さん。
他にも多くの日本人作家さんが入選しています。
この展覧会は夏、東京でも見ることができます。
イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展
板橋区立美術館
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/art/
会期中には入選者さんたちの授賞式もあります。
名前を呼ばれ、世界の拍手に包まれて賞状を受け取る。
私も後ろの方から拍手拍手。おめでとうー。
すまペンも応募すればいいのにーって、言わないで下さいね。
応募したんだけど、入選ならず。。。
でも、皆さんにかわいがってもらえてるから。 いいですよね。
ボローニャでは、会場の外でも絵本関連のイベントがたくさんあります。
市内の図書館でのWSをのぞいてきました。
講師は絵本作家の田中清代さん。
何作ってるのかなー。。。
代表作『トマトさん』から、子供達作『トマトさん』!
イタリアといえば、トマト! そっかー!!
また会場に戻って。。
会期終盤、あのイラストレーター掲示板はこんな状態に。(苦笑)
すまペンポスターもこんな感じ。
でも役目は果たしたかな?
さんきょうだい、おつかれさま!
(お)
-------------------------------------
番外編
ブックフェアの後、鼻風邪と一緒にスペインへ!
びゅ〜んっ。
初めましてサグラダファミリア。
絵本を離れて観光旅行。
しかし、さあ帰国ってとこで、トランクが明らかに重い。
そりゃそうだ、絵本やファイルが入ってるから最初から重いのに、
おみやげ買ってさらに重量増。。
あ、そうだ。
お世話になったバルセロナのオスタルに、すまペン1册寄贈。
本はいろいろ置いてあるんだけど、ガイドブックやサッカー本、ドン・キホーテ−など、
スペイン関連の書籍ばかり。場所も限られているし、迷惑かな〜。。と心配しながらお渡ししたら、翌朝本棚に納まっていました。
宿の名前は、
HOSTAL HILL
旅人に何かを残せるかな。スペインのすまペン。
(お)
場所 イタリア ボローニャ
「すましたペンギンさんきょうだい」が出版されるきっかけとなったのが、
このボローニャブックフェア。2007年での売込みがカタチになったものです。
すまペン海外版が出たらいいなーって思いながら、今年も行ってきました。
以下ちょっと長いけど、よかったらおつき合い下さいね。
ボローニャはミラノより南、フィレンツェより北。
見本市会場があって、ボローニャブックフェアはとても有名。
英語だと「Bologna childrens book fair」。
世界中の児童書の出版社が集まって、版権の売買をしています。
日本にも国際ブックフェアはあるけれど、
違うのはイラストレーターの売込みが盛んなこと。
前日はミラノ泊。夜は最後の売り込み準備。
英語版すまペンポスターは、こんなデザインにしました。
裏に両面テープを貼って、名刺とかいろいろセットして、寝坊しないように就寝。
ブックフェアの会場入口。
初日朝。わりと早く着いたと思っても。。
すでにたくさんの人。
ここはイラストレーターが自由に使える掲示板です。
いい場所は争奪戦。開場1時間以内でこの状態。
でもなんとか、スペース確保。
こちらは相澤さんと作っている、もう1つの絵本企画です。
タイトルは『What is it?』
左手にはすまペンの原画展のDM。(原画展のお知らせはあらためてしますね!)
ひと呼吸おいたら、次は講談社さんのブースへ。
ポスター2枚持って行ったら、連張りしてくれました。
DMも貼っていただきにぎやかな感じ。
わかりますか?中央上部。
結構いい場所に置いていただきました。ありがとうございました!
2年前モノクロのラフだった企画が今こうして本になって、ボローニャに戻ってきてる。
出版社の棚に並んでる。いっちょまえにポスターまで従えてる。。。すごいかも。
さてさて、売り込みはこれからが本番。
世界中から集まったイラストレーターたちは、自分の企画を出版社に見せてまわります。
私もその1人。出版歴があってもなくても関係ない。みんな自分で出会いを探します。
そこが好き。とってもフェアでしょ?
これはイラストレーターさんの行列。
作品を見てくれる編集者さんがいると、あちこちで行列ができます。
ひとり10分としても、写真に写ってる最後の人に順番が回ってくるのは1時間半後。
でも編集者さんだって用事があるので、時間が来たらそこで終わり。
1時間並んで順番がまわってくる前に、終わりってのもよくある話。
資料置いて行ってくれたら見ておくわ、っていう出版社もちらほら。
作品見てくれる出版社はごく一部なのです。
それでもたくさんの人が、このブックフェアをきっかけに、各国で本を出版しています。
ここはフランスの出版社。
中央の棚、4冊は日本人作家さんたちの作品。
そして今年、マイネディションからデビューしたのは、鷹野百ちゃん!
すまペンを新刊ご紹介していただいた、雑誌「MOE」で絵本大賞とってる実力派です。
出版おめでとう!
こちらはスイスの共同ブース。
赤い十字がクルクル回ってるから、ホウコウオンチの私でも見つけやすい。
その中の1つの出版社が『La Joie de lire』。
私、岡村のデビュー作がここにあります。
棚、上部、左から2つ目の白い表紙。タイトル『UNDER GROUND』。
こんな風に出版社を売り込み歩いているうちに、昨年パリで知り合った女性とばったり。
彼女が一緒にいたのはフランスの新しい出版社。
しかも日本の絵本を専門に翻訳出版するんだって。
すまペンはすでに預け済なので『What is it?』を見せる。
何度も足を運んでいるうちに、少しずつ人と繋がっていきます。
すまペンもこうしてデビューのきっかけを得たわけなのです。
今年はさらに外の世界を目指して。。
こちらは絵本原画展の会場。
ボローニャブックフェアでは、出版社の版権売買と同時に、
絵本原画コンペの入賞作品展が開催されます。
例えば。。
いつもステキな版画作品を作るオバタクミちゃんや、
ボローニャの先輩、今井彩乃さん。
他にも多くの日本人作家さんが入選しています。
この展覧会は夏、東京でも見ることができます。
イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展
板橋区立美術館
http://www.city.itabashi.tokyo.jp/art/
会期中には入選者さんたちの授賞式もあります。
名前を呼ばれ、世界の拍手に包まれて賞状を受け取る。
私も後ろの方から拍手拍手。おめでとうー。
すまペンも応募すればいいのにーって、言わないで下さいね。
応募したんだけど、入選ならず。。。
でも、皆さんにかわいがってもらえてるから。 いいですよね。
ボローニャでは、会場の外でも絵本関連のイベントがたくさんあります。
市内の図書館でのWSをのぞいてきました。
講師は絵本作家の田中清代さん。
何作ってるのかなー。。。
代表作『トマトさん』から、子供達作『トマトさん』!
イタリアといえば、トマト! そっかー!!
また会場に戻って。。
会期終盤、あのイラストレーター掲示板はこんな状態に。(苦笑)
すまペンポスターもこんな感じ。
でも役目は果たしたかな?
さんきょうだい、おつかれさま!
(お)
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番外編
ブックフェアの後、鼻風邪と一緒にスペインへ!
びゅ〜んっ。
初めましてサグラダファミリア。
絵本を離れて観光旅行。
しかし、さあ帰国ってとこで、トランクが明らかに重い。
そりゃそうだ、絵本やファイルが入ってるから最初から重いのに、
おみやげ買ってさらに重量増。。
あ、そうだ。
お世話になったバルセロナのオスタルに、すまペン1册寄贈。
本はいろいろ置いてあるんだけど、ガイドブックやサッカー本、ドン・キホーテ−など、
スペイン関連の書籍ばかり。場所も限られているし、迷惑かな〜。。と心配しながらお渡ししたら、翌朝本棚に納まっていました。
宿の名前は、
HOSTAL HILL
旅人に何かを残せるかな。スペインのすまペン。
(お)
by sumapen
| 2009-04-09 15:24
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